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イメージに染まるまで……

Mac,iOSなどAppleの製品についての記事や、セキュリティだったりGTDの記事を書いています。

Macのメンテナンス 〜OSX El Capitan以降で

Mac

はじめに

OSX El Capitanで、メンテナンスフリーにさらに近づいたと感じています。というのも、ディスクユーティリティからアクセス権の修復がなくなったためです*1

私はOSX El Capitanにして以降、メンテナンスがますます楽になりました。

今やっていることはたった4つです。

  • バックアップ
  • セーフブート
  • 重複ファイル、いらないファイルの検索
  • キャッシュのクリア

バックアップは厳密にはメンテナンス作業として認められないでしょうが、個人的にはこれは一番大切なメンテナンスだと感じています。

それと、一番下のキャッシュのクリアは、ほとんどしなくていいので、忘れても構いません。

これらを今、私がどうやっているかをまとめておこうと思います。

メンテナンスの方法

バックアップ

まず、バックアップです。

これは、日々、いつでも確実にやっておくことです。時々ではありません。

使うのは、OSXに元々付いているバックアップシステムのTime Machine

用意するのは大容量の外付けHDD。これをMacに繋いで、バックアップ用のディスクとして設定するだけ。

AppleのTime Capsuleを利用してもいいですが、より安い外付けハードディスクで十分です。

こんなに簡単な手順で、PCが壊れてしまった際の安全材料になるのです。

必ず、やっておきたいですね。HDDを買うためにちょっとお金を使いますが、1万とちょっとでも買うことができます。

しかし、失われたデータはいくら払っても戻ってこないのです*2

それを考えれば、安いものだと思っています。

セーフブート

Macを起動する際に、Shiftキーを押したまま起動します。

すると、いつもよりもちょっと時間がかかりますが、起動します。これがセーフブートです。

すぐにシステムを終了して、Shiftキーを押さない普通の起動をすれば、もう終わりです。

通常、不具合が起きてから使う起動モードで、ディスクの検証とシステムキャッシュの一部を削除することで不具合になりそうなものを回避し、起動時に読み込まれるいろいろなものを読み込まずに起動することで、不具合の原因を探ってゆくために使われます。

私はセーフブートの特性をメンテナンスに利用しているわけです。

この手順は、飛ばしてしまっても構いません。

重複ファイル、いらないファイルの検索

ここでは、2つのアプリが登場します。それは、

の2つです。

重複ファイルの削除に使うのがGeminiで、必要ないファイルを探すためにDaisy Diskを利用します。

Geminiは、重複ファイルを探したいフォルダを投げ込めば作業が終わりになります。もちろん、検索するボタンのクリックはしますが……

Gemini:重複ファイル検索ソフト

Gemini:重複ファイル検索ソフト

  • MacPaw Inc.
  • ユーティリティ
  • ¥1,200

これだけで、内蔵ストレージを圧迫する要因になる重複ファイルを見つけて、削除することができるのです。

Dropboxなどのフォルダを投げ込んでも良いですし、気になるフォルダをどんどん探してもらいましょう。

さて、もう一つのアプリの出番です。

DaisyDisk

DaisyDisk

  • Software Ambience Corp.
  • ユーティリティ
  • ¥1,200

DaisyDiskでは、外付けを含めたディスクのスキャンが可能です。スキャンすれば、視覚的に容量を把握できるのです。

ここから、いらないファイルを探して行きます。

最近のアップデートで、SSDの環境では検索が非常に速くなりました。待ち時間がほとんど必要なく、こちらも楽々です。

キャッシュの削除

これは、実際にはほとんど必要のないことです。というのも、キャッシュとはその名の通り、一時的なファイルだからです。ですから、ある程度増えたり減ったりします。

ただ、ほんの時々消してやると、調子が良くなることがあります。

ここで勘違いしてはいけないのが、キャッシュを削除すると容量を取り戻すことができるわけではないということです。

キャッシュは、正常に生成されていれば、消してもだいたい元の容量まで戻ります

ですから、「あれ、調子がおかしい?」と思った時に試してみると、動きが良くなる可能性があるという程度です。バックアップをしておいて、内蔵ストレージの余分なファイルを消しておけば、この作業はしなくても構わないくらいです。

ただ、やるとしたら、アプリを利用することをお勧めします。個人的には、MainMenuがオススメです。

MainMenu

上の公式サイトから購入することができるPro版は特に多機能なのでオススメですが、Mac AppStoreで販売している通常版でもユーザーディレクトリのキャッシュの削除は可能です。

MainMenu

MainMenu

  • Incredible Bee Ltd.
  • ユーティリティ
  • ¥1,800

機能の違いが公式サイトで説明されているので、ご自分で判断してください。

あるいは、Disk Diagも良いと思います。Mac AppStoreで購入できますし、使い方も簡単です。

それ以外にも多くのキャッシュ削除の機能を持ったアプリがありますので、自分の好みのものを探してみると良いでしょう。

手動でもできますが、こと初心者向けではないので、無理にやろうとしたり、変にアプリを買うのをケチらないほうが安全です。


[キャッシュについての余談なので、飛ばして構いません。どうしてキャッシュ削除をアプリでやった方がいいの?と疑問に思った方は読んでください。]

一応説明しておきますと、基本的にキャッシュ削除アプリが削除するのはユーザーキャッシュというものです。

これは、通常は隠れているユーザーディレクトリの下にある、Libraryフォルダの中にあるフォルダの一つ、Cacheフォルダの中に格納されています。

UNIX的なディレクトリの示し方では、~/Library/Cache/です。

先ほど「中に」の部分を強調しましたが、どうしてそうなのかを説明しましょう。

一言で言えばこれを分からずに操作すると、最悪PCが起動しなくなります

例えばですが、初心者が「キャッシュが入るフォルダを消せばいいなら、いちいち有料でアプリなんて買わなくていいよね」と思い、~/Library/Cache/中身ではなく、勘違いしてディレクトリそのものを削除してしまう可能性はなきにしもあらず。

こうなってしまうと取り返しがつかないため、ケチらずにアプリを使った方がかえって良い場合があります。

もちろん、そんなこと分かってる!という方は必要ないかもしれません。

[余談終わり]


おわりに

いかがでしたでしょうか。

ディスクのアクセス権の修復が必要なくなったため、メンテナンスフリーになったことは最初に述べました。実際、アクセス権の修復で今まで調子が良くなったかというと、微妙でした。通常OSがアクセス権の面倒を見るので、むしろこれで普通になったとも言えるかもしれませんが。

とは言ったものの、メンテナンスは必要です。

Macに限らずPCの調子が悪いとか言って、キャッシュのクリアを何より先にしてしまってもあまり意味がありません。

もし壊れることが未来の出来事だとしても、壊れることに備えてバックアップをとり、自分の大切なデータを守ることが一番のメンテナンスではないでしょうか。

自分のデータしっかりとあった上で、音楽を聴いたり、写真を見たりする……その時によく動いてくれるようにメンテナンスすると、楽しく使えるのではないでしょうか。バックアップありきで、重複ファイルを消したりの作業をすることで、快適な動作を保つことができます。

いつか壊れるかもしれないものを、長持ちしてもらうために、長く付き合うためのメンテナンスなのですから。

参考サイト

ご紹介したアプリの中には、トライアルヴァージョンがあるものもありますので、試してみてはいかがでしょうか。

Gemini

macpaw.com


Daisy Disk

daisydiskapp.com


Main Menu

mainmenuapp.com

*1:実際は、コマンドラインのdiskutilコマンドからこの機能を呼び出すことはできます。アクセス権の管理はOSが行うことになったようです

*2:もちろん、データ復旧業者もありますが、それは最終手段であって、確実に戻すことができるのは、バックアップしておいたデータだけです。データ復旧のソフトでも、完全に戻るということはあまり望めません。