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イメージに染まるまで……

Mac,iOSなどAppleの製品についての記事や、セキュリティだったりGTDの記事を書いています。

Avira Free Antivirus for Mac

Mac Security

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Avira Free Antivirus for Macトップページより

OSXで使えるアンチウィルスプログラムで、フリーのものはいくつかあります。今までご紹介したことがあるSophos Anti-Virusや、ClamXavも、非常に素晴しいアプリケーションです。

ここでは、更にもうひとつの選択肢を提示したいと思います。それが、Avira Free Antivirus for Macです。

Aviraは、AV-Comparative*1やAV-Test*2などの第三者機関によるテストなどで非常に高い評価を得ているベンダーです。ある程度の信頼をもって利用できると思います。

もちろん、Windows環境でよい成績をとったからといって、Mac版でも優秀とは限りません。

たとえば、単純に安定して動くという意味ではClamXavの安定性は他よりも高いと思いますし、動きも非常に軽いです。長い間、多くのアンチウィルスのベンダーがMac版を提供していなかった中で、OSXになってからしばらくして登場したClamXavは、時間によってその有用性を証明しています。第3者機関による検出テストをされる訳ではありませんが、メールサーバーなどで使われていることを考えると、ウィルスのデータベースも悪くないと思います。

ちなみに、Macへのアンチウィルスプログラムをずっと開発していたベンダーはIntegoと、Norton(Symantec)です。Integoはあまり口頭に登りませんが、Macでは古参のベンダーです。また、Mac Security BlogというApple製品専門のセキュリティに関するブログもあります。(私が知る限りでは)唯一の(Mac)OSXiOSの脅威について重点的に書いているブログです。Norton(Symantec)は言うまでもないほど有名ですね。

もうひとつの視点で考えると、Windowsのウィルスを検出してくれることは、優位点でもあります。その視点というのが、Mac側からWindows側にファイルを送る場合のことです。Macでは意味がなかったウィルスが、Windowsで動きだすということは多いにありえますので、自分がWindowsを持っていて、ファイルを渡したり、他人に渡すときでも安心材料のひとつになるはずです。

そのようなことも考えて、自分に合ったアンチウィルスプログラムを選択するのが良いと思います。フリーの選択肢として、今回はAviraをご紹介することにします。

Avira Free Antivirusのインストール

Avira Free Antivirusのダウンロードは公式サイトからです。下の参考サイトのリンクの、日本版のページからでも直接ダウンロードできますが、現在は2013年のヴァージョンがダウンロードされてしまいしまし。最新版は英語になりますが、公式の詳細ページにてダウンロードしましょう。リンクはこちら

インストールは、インストーラーに従えば簡単に行なえます。

インストールが完了すると、定義データベースのアップデートと、重要なフォルダのみをスキャンする、クイックスキャンが始まります。それが終われば、完了です。

動いているかどうかはメニューバーに表示される傘マークで確認できます。

私的な感想

まず、非常に動作が軽いです。軽快に動いてくれるので、アンチウィルスを入れて遅くなってしまった!ということはないでしょう。

それと、どの程度効果があるのかを検証するために、EICARというテストファイルを利用しました。

EICARというのは、EICAR社が作成したテストファイルで、アンチウィルスプログラムが反応するかどうかをテストするための無害なファイルです。この反応によって、どんな状況で動いているかを確認することができるのです。

まず、自分の手元でテキストを作ろうとしたところ、即座に反応してくれました。OSXには、自動でバックアップを作成するスナップショットの機能がありますので、スナップショットのバックアップにも反応したようです。一応EICARの公式サイトからファイルをダウンロードしてみましたが、早々と隔離してくれました。

初期設定の状態でも、ダウンロードしたファイルのスキャンをしていますね。

ひとつ気になったことは、最初の数回のバックアップに時間がかかったこと。その後になるとスピードは戻りますから、あまり気にしなくてもいいかもしれません。

設定

初期設定で十分な部分が多いですが、一応私が気になった部分をピックアップしてみたいと思います。

まず、Aviraのアプリケーション内にある"Scheduler"の項目のふたつ。スケジュールスキャンとデータベースのアップデートに関する設定があります。

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スケジュールスキャンは、定期的にAviraがPCをスキャンしてくれる機能です。私の場合は、手動で月に一回、任意の時間にスキャンするようにしているので切ってしまっています。そうではない場合、適度な間隔でスキャンさせるように設定すれば十分でしょう。

スキャンの種類は重要な部分だけをスキャンしてくれる"Quick Scan"と、全域をスキャンしてくれる"System Scan"のふたつが主ですね。それと、自分の指定した領域のみをスキャンする"Custom Scan"があります。

このスケジュールの設定をしっかりしておけば、更に快適に出来ますね。

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次に、データベースのアップデートの設定です。ここは当然、自動でアップデートしてくれないと困ります。アップデートの頻度の設定は、初期設定では2時間毎になっていますが、1時間毎でもいいかと思っています。

最後に、Aviraのアプリケーションの環境設定にあるスキャンの設定です。

私は、Real-Time Protectionの部分の"Archives handling"をオンにしています。圧縮されたファイルをダウンロードしたときなどに、展開しなければスキャンしないというのは困るからです。そこまでパフォーマンスに影響があることはないと思いますので、スキャンする設定でもいいのではないでしょうか。

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ちなみにClamXavやSophos Anti-Virus for Macでもスケジュールスキャン機能はありますし、圧縮されたファイルのスキャンの設定も出来ます。特別Aviraが細かい設定ができるという訳ではありませんので、自分の好みのものを利用しましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。有料版以外にも、Macにはアンチウィルスプログラムが増えてきました。自分に合ったものを選べるくらいには、選択肢が増えてきたということです。

自分の好きなベンダーだったり、先程挙げたAV-ComparativesやAV-Testによるテストを参考にして探してみてください。

もちろん、アンチウィルスを入れれば安全というわけではなく、自分の用心やソフトウェアアップデートで最新のものにしておくことが前提です。

では、この辺で。

参考サイト

  • Avira公式ページ(日本)

http://www.avira-japan.jp

  • AV-Comparatives

http://www.av-comparatives.org

  • AV-Test

http://www.av-test.org/en/home/

  • EICAR社公式サイト

http://www.eicar.org

https://ja.wikipedia.org/wiki/EICAR%E3%83%86%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB

*1:AV-ComparativeのMacアンチウィルスプログラムのレポートはこちらで読むことができます。また、2014年4月に行われたReal-World Protection Testでは、99.8%のマルウェアを検知したようです。

*2:http://www.av-test.org/en/home/